2014年7月22日火曜日

投影時計 天井に時間を投影できる時計

Amazonで2000円弱で購入できる、ありふれた製品ではありますが、本当に便利です。
現在の時間を天井に投影してくれるので、就寝中にふと目が覚めたとき、体をいっさい動かすこと無く時間を確認することができます。それで出社までまだ時間があるようなら安心して2度寝をすればいいわけです。
天井の材質によっては使えない家庭もあるかもしれませんが、ぜひいちどお試しいただければと思います。

2014年7月21日月曜日

Google検索 詳細検索

以前、Google検索の画面には検索キーワードを入力する欄の右下に「高度な検索」というリンクがあって、最終更新時期や言語で検索結果を絞り込むことができたのですが、最近はどうゆうわけかこのリンクが無くなってます。でも、以下のURLを入力すれば、高度な検索は利用可能です。
例えば最新の情報を入手したいのであれば、検索対象を最近1年間に更新したページだけに絞り込むことができます。検索結果が大量に出てしまったときに便利ですね。

eラーニングシステム比較 「動学.tv」、「Moodle」、「Storm Maker」

ネットワークを使った教育サービスは今後もっとも成長が見込める分野のひとつです。学校へのコンピュータの導入が進む中、教師たちは学習方法を変革することが求められていますし、社員のスキルを効率よくアップさせることは企業の永遠の課題です。ネットワークを駆使して、より速く、より効率的に、そしてより安く学ぶことができるサービスを提供することができれば、その企業は大きく躍進するでしょう。先行しているのがAttainが運営する「動学.tv」というサービス。月額2800円で550以上の動画を閲覧することができます。
ここではいちぶのコンテンツを無料で体験できますが、単に多数の動画をそろえているというだけで、コンピュータのインタラクティブ性を活かしているわけではありません。動画を早送りする機能さえもないので、すでに知っていることを長々と説明されるとイライラします。後続の企業にもまだまだチャンスがあると言えそうです。
「動学.tv」は自力で多数のコンテンツを作成していますが、おそらく勝ち残るのは「web 2.0型」でしょう。つまりwikipediaのようにコンテンツをユーザーに作ってもらう形です。yahoo知恵袋を見ても明らかなように、人間には「理解できずに困っている人にわかりやすく説明してあげることで感謝される」ことに満足感を感じる傾向があるため、「技術的な知識が無くても簡単にeラーニングコンテンツが作れる」ツールを無料で提供することができれば、爆発的に普及する可能性があります。
このようなサービスは「eラーニングプラットフォーム」、「学習管理システム(LMS)」、「オンライン教育システム」などいろいろな呼び方をされています。
ムードル (Moodle)というオープンソースのサービスがあり、すでに4万以上のサイトで使われていますが、これはPHPで作られていてサーバーにインストールする必要があり、導入は簡単ではありません。
いっぽう有料サービスですがeラーニングのコンテンツを簡単に作成できるツールとして将来性を感じるのがロゴスウェア社の「Storm Maker」。
Power Pointで作成したプレゼン書類を変換する形なので独自の編集方法を勉強する手間が省けますし、音声合成でノートを読み上げてくれる機能があるため、(多少不自然な声になってしまいますが)音声レコーディングの手間もかかりません。また、画面操作を動画として記録する機能もあるため、アプリの使いかたの説明も簡単です。
高い開発費を投じたので抵抗はあると思いますが、こういったツールは無償で提供し、まずはコンテンツを増やすことを目指したほうがよいです。ロゴスウェアでは「Platon」という学習管理システムも提供してますので、マネタイズはこちらでやればよいのではないでしょうか。
また、デジタル・ナレッジ社が提供している「ゲーミフィケーションパーツ」も面白いです。
学習管理システムにアバター機能などを追加することで、学習の継続性を上げようというものです。アバター以外にも「ガシャ」や「レイドボス」など、ソーシャルゲームの機能の中で、学習に応用できるものは多そうです。
以上。簡単にまとめてみましたが、eラーニング事業は大きな可能性を秘めているにも関わらず、まだ成功例がなく、寡占状態にもなってません。今まで教育には無関係だった企業にとっても、非常に投資価値のある分野と思われます。

2014年7月4日金曜日

ドロップボックス(DropBox) 正しい使いかた

最初のうちは恐る恐る使いはじめるDropBoxですが、「家のPC」「会社のPC」「スマホ」「タブレット」の間でファイルが共有できる便利さに慣れてくると、「全部DropBoxに入れちゃえばいいじゃん」と考えるようになってきます。
私も例外ではなく、(守秘性の高い)仕事のファイルとデジカメの生データと音楽データ以外は、だいたいDropBoxに入れています。
しかしそうなると、今度は必要なときに目的のファイルがなかなか見つからないという事態が発生します。そこで私が編み出したDropBox使いこなし術をお伝えしようと思います。

①フォルダーはソース(誰が更新したか、どこから入手したか)で分類する


  • つまり「内容で分けるな」ということです。最初は戸惑うかもしれません。
  • ソースは明確なので、迷わずに分類できますし、あとで迷わず検索できます。
  • ソースによって後の取り扱いが変わってくるので、最初から分けておくと楽です。
  • 自分以外から入手したファイルのほうが圧倒的に数は多く、思い入れもないのでどこにしまったか忘れがちです。
  • 自分が手をかけたファイルは長く大切にとっておきたいものですが、ググれば手に入るようなファイルは近いうちに捨てることになります。

②階層を浅くし、ファイルは検索機能で探す


  • アクセス頻度の高いフォルダーはできるだけ浅い階層に置きます。またはショートカットを作成し、エクスプローラーの「お気に入り」に登録しておくと便利です。
  • アクセス頻度の低いフォルダーはルート直下の「ETC」というフォルダーにまとめてしまいます。どこに置いたらいいのかわからないファイルもここにとりあえずぶち込みます。
  • 総ファイル数が1000を超えるようになったら、フォルダーに分類して探しやすくするより、OSの検索機能を使いこなしたほうが早いです。特にWindows8.1は検索条件を複数設定できるので便利です。
  • DropBox.comでも「詳細検索」をクリックすることで、複数条件による検索ができます。

③画像はルートの「Img」フォルダに集約する


  • 画像ファイルはサイズが大きいので、あとで整理がしやすいよう、狭い範囲にまとめます。
  • 「Img」フォルダの中も、やはりソース(どうやって作ったか、どこから入手したか)で分類します。特にWebから入手した画像ファイルはレア度が低いため近い将来消すことになりますので区別しておきます。
  • デジカメの生(Raw)データは、さすがにサイズが大きいのでDropBoxには入れません。
  • なぜかDropBoxの「カメラアップロード」フォルダーは強制的にルートに置かれてしまうので例外です。
  • エクスプローラーでアイコン表示をする場合はフォルダー内のファイル数が多いと表示に時間がかかるため、「年」か「月」でフォルダーに分けます。

④「たぶんもう必要ないが捨てるのは怖いファイル」は「破棄予定」フォルダに集約する


  • 暇な時に、タイムスタンプでソートして古いファイルを捨てることで、無駄を減らすことができmす。
以上です。状況次第でいろいろ例外はあると思いますが、「ファイルは内容ではなくソースで分ける」という基本さえ押さえておけば、ファイル数が多くなっても楽に検索や管理ができるようになりますので、ぜひ試してみてください。

エバーノート(Evernote) の正しい使いかた

Evernoteは超便利なツールだと評判なので使っている人は多いと思いますが、多様な用法を容認しているツールなので、パソコンと同じ感覚で細かくノートブックを分類したり、Evernote固有の機能を活用すべきかと勘違いして多種のタグをつけまくったりすると失敗してしまいます。
実はEvernoteに登録された多数のノートは、「検索機能」によって管理するのが基本であり、「ノートブック」や「タグ」は補助機能に過ぎないのです。

①検索クエリーをショートカットに登録する

検索窓の中で単にキーワードを列挙すると「AND検索」になります。複数の単語は「"」で囲むことで、ひとつのキーワードとして認識されます。

キーワードの頭に「-」をつけると、そのキーワードを含むノートは除外されます。「tag:」や「notebook:」の頭に「-」をつけることで、そのタグやノートブックを除外することもできます。

「OR」検索したい場合は行頭に「Any:」をつけます。語末に「*」をつけることで、語尾変化もまとめて検索できます。

あらかじめタイトル名に検索しやすいキーワードを含めておけば、「intitle:」でタイトルだけを検索対象にすることができます。

また、相対時間を指定して古いファイルや新しいファイルを抜きだす「Updated:」や「Created:」も実は便利です。

上記のような高度な検索は何度も打ち込むのは手間なので、「検索を保存」機能で保存し、さらに「ショートカットに追加」することで、サイドバーのいちばん上に配置させることができます。並び順もドラッグで自由に変えられますし、異なるプラットフォーム間で同期もされます。



私の場合、今動いているプロジェクトに関するノートは頻繁にアクセスするので、関連ノートを検索するクエリーをショートカットに置いています。また、「昨日以降更新(Updated:day-1)」、「1週間以内更新(Updated:week-1)もよくつかうので登録しています。

②ノートブックの数はぎりぎりまで切り詰める


パソコンのフォルダーと同じ感覚で使い始めてしまうと、Evernoteのノートブックはどんどん増えてしまいますが、ノートの数が4桁を超えると、結局どんなに上手く分けたとしても、どこに入れたのかがわからなくなってしまうものです。なぜなら1つのノートは複数の属性をもつことが多いので、どの属性で分類したのか忘れてしまうからです。たとえば「Google Glass」に関するノートは、「Android」、「スマートデバイス」、「ウェアラブル」、「Google」など様々な属性をもっています。
ですのでノートブックによる分類は、「迷いようがないほど明らかな分類」だけに抑えるべきです。
私の場合は「メモ」、「議事録」、「引用」、「勉強」、「備忘録」、「古いもの」と6つのスタックに分け、各スタックにも2つのノートブックしか入れてません。「公用」と「私用」、「社外」と「社内」、といった明確な分類だけにしています。
あと、Evernoteの場合、ノートブックは数字アルファベット順に勝手にソートされてしまうので、ノートブック名称の頭には数字を入れ、意図通りの順番で表示されるようにしています。

③タグをふるのは非テキストノートだけにする

タグは基本的に使うべきではありません。なぜなら相当几帳面な人でない限り、タグづけを常に完全に行うことはできないからです。タグ付けは完全に行われていない限り、アテになりません。すべてに完璧にタグ付けできているという自信が無い限り、使い物にならないのです。
したがって基本的にはノートブックに対して検索をすることで運用するわけですが、Webクリップ、PDF、図などの「非テキスト」ノートはキーワード検索でフィルタリングすることが難しいので、これらについてはタグ付けをしてやります。すべてにやる必要はありません。あとで参照する可能性がありそうなものにだけ、その必要性を感じたときにだけ、タグ付けすればいいのです。
タグの種類も多すぎると迷いますし、タグ付けの手間が増えるので、できるかぎり減らします。
タグ付けするときの労力を軽減するため、各タグの名称には頭にピリオドなどの記号をつけておきます。すると、タグ名入力欄でピリオドを打てば、候補として既存のタグがリスト表示されますので、そこから選ぶだけで済みます。


以上。お役に立てれば幸いです。

2014年7月3日木曜日

エバーノート(Evernote) 検索機能の3大欠点

Evernoteは基本無料ですし、ちょっと思いついたことや、覚えておきたいこと、あとで読みたいWebページなどをどんどんストックしていくことができるので、特に僕のように記憶力の弱い人間にとっては非常に便利なツールです。

しかしその気軽さ故に、気づけばノートの数は1000を超えてしまい、参照したくても、なかなか目的のノートが見つからない・・・という事態が発生します。これでは脳の外部記憶装置(memory enhancement service)としての役目を果たせません。

そこで検索機能が重要になってくるのですが、残念ながらEvernoteの検索機能には問題があります。

①ワイルドカードは単語の末尾にしか使えない

Evernoteのサイトでは、以下のように書かれています。
  • 本サービスのスケーラビリティ上の理由により、条件式の先頭や中間ではワイルドカードを使用できません
「スケーラビリティ上の理由」って何だかわかりませんが、わざわざ理由が書いてあるということは、ユーザーからの問い合わせが多いのでしょうね。具体例を挙げると、「Google Play」あるいは「GooglePlay」を検索したい場合、以下のように書かなければなりません。
any: "Google Play" GooglePlay
面倒くさいですね。かといって単に「Google*」や「Google Play」で検索したら、ゴミが大量にヒットしてしまうことでしょう。正規表現だったら「Google.Play」とシンプルに書けるのに残念です。
さらに言うと、日本人は外来語をカタカナで表記したりしますので、Google Playを検索したい場合、「グーグルプレイ」も指定することになります。検索時によく使う「any:」などは当然半角で打たなければならないので、日本語で検索したい場合はFEPのon/off操作も煩雑ですよね。

そこで、Evernoteには「検索を保存」「ショートカット」という機能がありますので、何度も使いそうな検索文(クエリ)には名前をつけて保存し、さらにショートカットに登録することで、次回からは1クリックでアクセスできるようになります。ショートカットは「ショートカットを同期」をonにしておけば、他のプラットフォームからアクセスした場合も使えます。
私の場合、関わっているプロジェクトごとにショートカットを作っておりますが、さらに「昨日以降に更新」と「1週間以内に更新」というショートカットも登録してあります。最近更新したノートは当然ながら使用頻度が高いので、なかなか便利です。

②1つの単語の中に英語と日本語が混在していた場合、2つの単語として認識される

Evernoteは英語圏で作られたためしかたないのですが、たとえば「IT企業」で検索すると、「IT」もしくは「企業」を含むページがヒットしてしまいます。ダブルクォーテーションで区切って「"IT企業"」で検索すると、「IT」と「企業」の両方を含んでいるページがすべてヒットしてしまいます。これはMS-Outlookの検索でも同様なのですが、なんとかして欲しいですね。私の場合、自分の所属している部署の名前が、まさに英語+日本語なので、検索で苦労します。

この問題の回避手段は今のところ他のキーワードを列挙して候補を絞り込むぐらいしかありません。

③Any:は行頭でしか使えない

例えばnoteあるいはノートを検索したい場合、検索結果から「one note」を除外することができないわけです。「any:note ノート -"one note"」と書けばいいのかと試して見ましたが、最後の項が「one noteを含まないものすべて」にTrueと解釈されてしまうため、ほぼすべてのノートがヒットしてしまいます。

この問題の解決方法は、検索キーワードを長くして、思いつく限り「any:」の後に列挙するぐらいでしょうか。

以上のようにEvernoteの検索機能はGoogle検索や正規表現と比べてかなり見劣りするものなので、残念ながら「ノートブック」、「タグ」、「タイトル」を併用しなければならないようです。
特におすすめなのは「タイトル」です。
面倒ですが、ノートのタイトルに検索されやすいキーワードを入れる習慣を身につけておけば、
「intitle:」で検索することができます。

以上、お役に立てれば幸いです。