2014年7月3日木曜日

エバーノート(Evernote) 検索機能の3大欠点

Evernoteは基本無料ですし、ちょっと思いついたことや、覚えておきたいこと、あとで読みたいWebページなどをどんどんストックしていくことができるので、特に僕のように記憶力の弱い人間にとっては非常に便利なツールです。

しかしその気軽さ故に、気づけばノートの数は1000を超えてしまい、参照したくても、なかなか目的のノートが見つからない・・・という事態が発生します。これでは脳の外部記憶装置(memory enhancement service)としての役目を果たせません。

そこで検索機能が重要になってくるのですが、残念ながらEvernoteの検索機能には問題があります。

①ワイルドカードは単語の末尾にしか使えない

Evernoteのサイトでは、以下のように書かれています。
  • 本サービスのスケーラビリティ上の理由により、条件式の先頭や中間ではワイルドカードを使用できません
「スケーラビリティ上の理由」って何だかわかりませんが、わざわざ理由が書いてあるということは、ユーザーからの問い合わせが多いのでしょうね。具体例を挙げると、「Google Play」あるいは「GooglePlay」を検索したい場合、以下のように書かなければなりません。
any: "Google Play" GooglePlay
面倒くさいですね。かといって単に「Google*」や「Google Play」で検索したら、ゴミが大量にヒットしてしまうことでしょう。正規表現だったら「Google.Play」とシンプルに書けるのに残念です。
さらに言うと、日本人は外来語をカタカナで表記したりしますので、Google Playを検索したい場合、「グーグルプレイ」も指定することになります。検索時によく使う「any:」などは当然半角で打たなければならないので、日本語で検索したい場合はFEPのon/off操作も煩雑ですよね。

そこで、Evernoteには「検索を保存」「ショートカット」という機能がありますので、何度も使いそうな検索文(クエリ)には名前をつけて保存し、さらにショートカットに登録することで、次回からは1クリックでアクセスできるようになります。ショートカットは「ショートカットを同期」をonにしておけば、他のプラットフォームからアクセスした場合も使えます。
私の場合、関わっているプロジェクトごとにショートカットを作っておりますが、さらに「昨日以降に更新」と「1週間以内に更新」というショートカットも登録してあります。最近更新したノートは当然ながら使用頻度が高いので、なかなか便利です。

②1つの単語の中に英語と日本語が混在していた場合、2つの単語として認識される

Evernoteは英語圏で作られたためしかたないのですが、たとえば「IT企業」で検索すると、「IT」もしくは「企業」を含むページがヒットしてしまいます。ダブルクォーテーションで区切って「"IT企業"」で検索すると、「IT」と「企業」の両方を含んでいるページがすべてヒットしてしまいます。これはMS-Outlookの検索でも同様なのですが、なんとかして欲しいですね。私の場合、自分の所属している部署の名前が、まさに英語+日本語なので、検索で苦労します。

この問題の回避手段は今のところ他のキーワードを列挙して候補を絞り込むぐらいしかありません。

③Any:は行頭でしか使えない

例えばnoteあるいはノートを検索したい場合、検索結果から「one note」を除外することができないわけです。「any:note ノート -"one note"」と書けばいいのかと試して見ましたが、最後の項が「one noteを含まないものすべて」にTrueと解釈されてしまうため、ほぼすべてのノートがヒットしてしまいます。

この問題の解決方法は、検索キーワードを長くして、思いつく限り「any:」の後に列挙するぐらいでしょうか。

以上のようにEvernoteの検索機能はGoogle検索や正規表現と比べてかなり見劣りするものなので、残念ながら「ノートブック」、「タグ」、「タイトル」を併用しなければならないようです。
特におすすめなのは「タイトル」です。
面倒ですが、ノートのタイトルに検索されやすいキーワードを入れる習慣を身につけておけば、
「intitle:」で検索することができます。

以上、お役に立てれば幸いです。

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